不動産売却で高く売るコツ
家の売却は何かしらの理由があってすることが多く、その後にお金が必要になるケースがほとんどでしょう。たとえば、家の買い替えであれば、次の家の購入資金としてまとまったお金が必要になります。そのため家を1円でも高く売ることを意識するのは当然のことです。ここではどのようにしたら少しでも高く家を売却できるのかご紹介します。
売る前にまずはキレイにしましょう
賃貸アパートなどを借りるとき、前の居住者が引っ越しした直後など、内見に行くと部屋が汚くて、どんなによい立地や間取りでもなんだか気分が上がらないということはありませんか?不動産売却もそれとまったく同じことがいえます。不動産売却をする際には、少しでもキレイな状態にしてあげることで、売却価格が大きく変わることがあるのです。
簡単な清掃だけでもかなり見栄えがよくなりますが、故障しているものや修繕が必要な個所がもしあれば事前に対応しておくとよいでしょう。購入者はのちのち自分で壁紙等を張り替えてしまうかもしれません。だとしても、第一印象をよくすることはとても大切です。
そこで、たとえば壁に穴が開いている場合には、穴を埋めておきましょう。修繕道具はホームセンターなどでも安価に簡単に手にはいります。手間は少しかかりますが、大きくコストがかかるというようなものではありません。
また、匂いについても対応しておくことをおすすめします。たとえば室内でタバコを吸っていたケースでは、本人は気づかなくても外から来た人はすぐに気づくものです。また、ペットを飼っていた場合も同様に、独特のにおいがついてしまっていることも多くあります。消臭スプレーなどで対応するのもよいですし、今では簡単に自分で壁紙を張り替えられるキットなどもあります。壁紙を張り替えるとタバコノヤニなどが消えて部屋の印象がかなりキレイに変わります。
物件の魅力を最大限にひきだしてくれる会社
売却を依頼する不動産屋さんの選び方も重要です。まずは名古屋で顧客をなるべくたくさん抱えている不動産屋さんを選ぶことです。顧客がたくさんいるということは、家を探している人がたくさんいるということに他なりませんので、購入者が早めに決まる傾向にあります。
また、こちらの要望などをじっくりきいてくれて、相談にのってくれる営業がいる会社を選んだほうがよいでしょう。不動産の売却は普通の商品売買に比べると多少時間がかかるものですので、じっくり付き合ってくれる人であることが大切ですし、不本意に安い値段で購入されてしまう様なトラブルを避けるためにもこちらの意向をきちんと聞いてくれる人が望ましいのです。
会社とはいえ最終的には人ですので、担当営業の人柄なども大事なポイントだといえます。逆に担当がころころ変わる、そもそも担当が付かないような会社は辞めておいた方が無難です。
売りたい家がある場所に詳しい不動産屋さんを選ぶという点も考慮するとよいでしょう。名古屋の家を売りたいのに、東京に強い不動産屋さんを選んでも意味ありません。かならずその場合は名古屋に強く、名古屋の特徴をきちんと理解していて説明できる業者を選ぶことをおすすめします。
家のよさはその建物や土地の面積や形状だけではなく、その周りの環境や風土もその物件の大きな加点ポイントの一つです。周辺環境の理解に乏しい場合はうまくその物件の魅力が引き出せない可能性がありますので注意が必要となります。
複数の不動産屋さんで査定をとる
不動産の査定は比較検討しましょう。一社にのみ依頼するのではなく、いくつかの会社に実際に現地を見てもらい査定を取ることで、不動産売却時の値段相場がわかってきます。
どの土地でも一定の価格以上で購入提案をしてくれる会社というのは多くありません。その理由は、不動産会社も会社ごとに得意な土地やエリアがあることです。そのため、得意な土地であればかなり高い金額で買えるのですが、まったく同じような物件でも違うエリアだと低い査定をつけるといった場合はよくあるのです。そのため広く査定見積もりを取ることで、その場所に強い会社というのを探し出すことができ、少しでも高く売ることができます。
大手の不動産会社は顧客が多く、広告宣伝力も高いのですが、その分のコスト負担が売却側にも乗っかってくるというデメリットがあるものです。地元密着型の不動産屋さんは、その土地の顧客リストを持っているため、その土地で物件を探している人を見つけやすいというメリットはありますが、逆にいうとそのリスト以外にはあまりいないので、初動で売れないとなかなか売却が決まらないかもしれません。
どちらもメリットやデメリットがありますので、売りたい物件のエリアの特性で最適な不動産を選ぶ必要があり、その目安となるのが査定金額なのです。また、ネットなどでも査定の申し込みができますが、必ず現地をみてもらって実際の査定金額を聞くようにした方がよいでしょう。
不動産売却には景気の状態などを考慮して売り時を計算することも大事ですが、今すぐ売らなければいけないというような状況になることもよくあります。愛着のある家を手放すのは少し寂しいものですが、せめて少しでも高くで納得のいく値段で手放すことで、次のステップへのよいスタートとしたいですね。